【NSX誕生秘話】初代NSXに込められた哲学とは?アイルトン・セナが関与した開発エピソードも解説!

初めて初代NSXを見たとき、まだ子どもだった私はそのスタイリングに衝撃を受けました。とにかく「かっこいい」という言葉しか出てこない…。さらに、あのアイルトン・セナが開発に関わっていたと知ってからは、F1好きの私は完全に虜に。この記事では、そんな筆者の思い出も交えながら、NSXの誕生秘話とセナとの関係、そして今なお色褪せないその魅力を深掘りしていきます。

目次

衝撃だった初代NSXの登場と当時の記憶

小学生の頃、近所のホンダディーラーに停まっていた赤いNSXを初めて見た日を今でも鮮明に覚えています。フェラーリでもポルシェでもない「日本車のスーパーカー」が本当に存在するんだと驚きました。さらに親戚の兄が実際にこのNSXに乗っており、たまにドライブに連れて行ってもらえるのが何よりの楽しみでした。

筆者のF1熱とアイルトン・セナへの憧れ

当時F1に夢中だった私は、もちろんアイルトン・セナの大ファンでした。日曜夜に父と一緒に見ていたF1中継の時間は、私にとって神聖な時間。そんなセナがNSXの開発に関わったと知ったとき、「やっぱりNSXって本物なんだ」と思いました。

ちなみに…「アイルトンタカ」としてセナのモノマネをしていた“とんねるず”のネタも大好きでした。バラエティ番組でもF1やNSXが登場するなんて、まさに黄金時代でしたね。

セナとNSXのリアルな関係とは?

ホンダのF1エンジンサプライヤー時代、セナは開発中のNSXを鈴鹿サーキットでテスト。その際、剛性不足を指摘し、ホンダの開発チームはそれを受けて大幅なボディ強化を実施。最終的にニュルブルクリンクでも評価走行を行い、「これなら市販していい」とセナがゴーサインを出したという逸話が残っています。

初代NSXの革新技術と開発哲学

NSXには当時としては画期的な装備が数多く投入されていました。

初代NSXの技術・特徴比較表

技術要素解説
オールアルミボディ世界初の量産型採用。軽量+高剛性を実現
ミッドシップレイアウト運動性能とドライバビリティの両立
3.0L VTECエンジン高回転型NAエンジン、音もフィーリングも官能的
4輪ダブルウィッシュボーンサーキットでも安定したグリップ性能
ドライバー中心設計セナの意見も反映、長時間でも疲れにくい操作性

これらのすべてが、「人が扱えるスーパーカー」というホンダの設計思想の下に集結されていたのです。

今でも欲しい、永遠の憧れ

大人になった今、改めてNSXに乗りたいという気持ちは強くなるばかり。特に初代NA1型は、まさに“所有する喜び”を教えてくれる1台です。近年は中古相場も上昇していますが、それでも「人生でいつか手に入れたい一台」として、常に私の頭の中にある存在です。

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