トヨタの高級SUVとして根強い人気を誇る「ハリアー」。しかしネット上では「買ってはいけない」「後悔した」といった声も散見されます。本記事では、実際のオーナーの声や専門的な視点をもとに、新型ハリアーに対する評価を多角的に検証。後悔しないための選び方、賢い購入タイミングや注意点まで網羅し、迷っている方の疑問を徹底的に解決します。
画像引用元 : トヨタ公式サイト
新型ハリアーは買ってはいけない?そう言われる理由
価格に対する満足度が低いと感じる声
ハリアーはエントリーモデルでも300万円台後半からと高額ですが、内装がシンプルすぎると感じる声も多く、コストパフォーマンスに疑問を感じるユーザーも。
後席の狭さと荷室の使い勝手
デザイン性を優先したためか、後席のヘッドクリアランスがやや窮屈で、荷室もやや浅め。ファミリー層には物足りなさがあるという意見もあります。
パワートレインの選択肢に課題あり
ガソリン・ハイブリッド・PHEVと多彩に見える一方で、スポーティな走行性能を求めるユーザーにはやや物足りないというレビューも。
後悔しないための新型ハリアーの選び方
自分のライフスタイルに合ったグレード選びを
街乗りが中心なら「Gグレード」、快適性重視なら「Zレザーパッケージ」、長距離移動が多いならハイブリッドやPHEVがおすすめです。
試乗と内装チェックは必須
写真ではわかりにくい室内の質感や見切りの良さは、実車を見て確認するのがベスト。とくに後方視界や車幅感覚は要チェックです。
オプション装備で満足度アップ
パノラマルーフやJBLサウンドなどのオプションは価格アップに繋がりますが、所有満足度が大きく変わるポイントです。
ハリアーと他SUVの比較|本当にハリアーがベストか?
車種 | 全長×全幅×全高(mm) | 燃費(WLTC) | 価格帯 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
ハリアー | 4740×1855×1660 | 約21〜22km/L | 約320〜620万 | 高級感・静粛性に優れる |
RAV4 | 4600×1855×1685 | 約20〜25km/L | 約300〜500万 | SUVらしい走破性が特徴 |
レクサスNX | 4660×1865×1640 | 約20〜24km/L | 約480〜700万 | 高級志向・レクサスブランド |
CX-5 | 4575×1845×1690 | 約19〜21km/L | 約280〜450万 | デザインと価格のバランス |
購入時に気をつけたいポイント
リセールバリューはグレード・色で差が出る
人気の「Zレザーパッケージ」や「ホワイトパール」「ブラック」は下取り価格が高めに推移。逆にPHEVモデルは価格が高いため需要が限定的。
月々の維持費にも注目
PHEVは補助金対象でお得に見えますが、充電設備や重量税、任意保険などでランニングコストが割高になるケースも。

筆者の感想|ハリアーは“快適だけど、物足りない”…スポーツカー好きには響くか?
スポーツカーが好きな筆者(特に911やNSX NA1に思い入れがあります)としては、新型ハリアーの滑らかな乗り心地や静粛性には確かに感心しました。試乗中、道路の継ぎ目も巧みに吸収し、ドライバーが疲れない快適な足回りは「さすがトヨタの上級SUV」と感じた点です。
ただ正直に言うと、「走る楽しさ」「エンジンフィール」という面では物足りなさもありました。アクセルを踏み込んでも、過激に反応してくるわけではなく、あくまで“上品で控えめ”。911のような鋭いレスポンスや、NSXのようなダイレクトな一体感を求める人には、やはり退屈に感じる場面もあると思います。
もちろんそれはハリアーの性格が“ゆったりと移動する上質な移動空間”を目指しているからであり、決して欠点ではありません。ただ、走りに刺激を求める人にとっては、GR SPORTを含めてももう一歩欲しい印象でした。
まとめ|“ハリアーを買ってはいけない人”と“買って大満足する人”の違いとは?
ハリアーは「なんとなく流行っているから」という理由で選ぶと後悔する車です。ですが、自分の用途に合ったグレードや装備を選び、長期的な視点で検討すれば満足度の高い買い物になる一台です。
“買ってはいけない”とされる声には一理ありますが、それを上回る魅力も確かに存在します。後悔しない選択をするために、しっかり情報収集を行いましょう。