コンパクトSUV市場で注目される日産キックス。しかし一部では「ひどい」「失敗した」という声も耳にします。本当にキックスは選ばないほうが良いのでしょうか?この記事では、実際のオーナー口コミをもとにリアルな評価を検証。さらに、筆者の試乗レビュー、中古車相場、維持費、ライバル車比較まで徹底的に解説します。購入を検討している方は、ぜひ参考にして後悔のない選択をしてください。
画像引用元 : 日産公式サイト
日産キックスはなぜひどいと言われるのか?
加速性能に物足りなさを感じる声
e-POWER特有のスムーズな走りは好評ですが、アクセルを踏み込んだ際の加速力に「期待外れ」と感じるオーナーも。高速道路での合流や追い越し時に力不足を感じる場面があるようです。
後席・荷室の狭さ
外観はSUVらしい存在感がありますが、実際の後席スペースやラゲッジ容量はやや小ぶり。ファミリー用途や荷物をたくさん積みたい方には物足りなさを感じるポイントとなっています。
質感・装備にコストカット感がある
内装の素材感や細かい装備の充実度に、価格帯の割に「物足りない」との声も。競合SUVと比較するとコストパフォーマンスに疑問を持つユーザーも見られました。
筆者が実際に試乗して感じたキックスのリアルな印象
実際にキックスを試乗した感想として、街乗りでの取り回しや静粛性は非常に優秀でした。e-POWERのモーター駆動ならではの滑らかな発進はストレスフリーです。
一方で、高速域ではモーター音とエンジン音の切り替わりがやや気になり、追い越し加速時にはもう少しパワーが欲しいと感じる場面も。
総じて、街乗りメインなら非常に快適だが、パワフルさや広さを求める人には合わないかもしれないという印象でした。
日産キックスとライバル車比較表
項目 | 日産キックス | トヨタ ヤリスクロス | ホンダ ヴェゼル |
---|---|---|---|
パワートレイン | e-POWER(モーター駆動) | ガソリン+ハイブリッド | ガソリン+ハイブリッド |
新車価格帯 | 約300万〜350万円 | 約230万〜310万円 | 約270万〜380万円 |
実燃費(参考) | 16〜20km/L | 18〜23km/L | 17〜22km/L |
後席・荷室広さ | やや狭め | 標準的 | やや広め |
特徴 | 滑らかな走り・静粛性 | バランス型・燃費優秀 | 室内空間重視・おしゃれ |
キックスは「街乗り快適性とモーター走行のスムーズさ重視」の人に向いている車種です。
中古車相場と維持費について
キックスの中古車相場
- 2020年式:180万〜230万円
- 2021年式:190万〜250万円
- 2022年式以降:220万〜280万円
比較的新しいモデルながら、中古市場では値落ちがやや進んでいます。条件の良い車両を見つけやすい状況です。
キックスの年間維持費目安
項目 | 費用目安 |
---|---|
自動車税(1.2Lクラス) | 約34,500円 |
車検費用 | 約70,000〜100,000円 |
任意保険 | 約70,000〜90,000円 |
ガソリン代(年間10,000km) | 約100,000円 |
年間維持費はおおよそ27万〜30万円前後。コンパクトSUVとしては標準的な範囲です。
日産キックスに関するよくある質問(FAQ)
日産キックス購入で後悔しないために押さえるべきポイント
- 街乗り中心か、高速利用が多いかを見極める
- 後席や荷室の広さ重視ならライバル車も検討する
- モーター走行の静かさとスムーズさを重視する人に向いている
自身のライフスタイルに合っているかをしっかり見極めることが、後悔を防ぐ最大のポイントです。
まとめ|日産キックスはひどくない。ただし用途との相性は要チェック
日産キックスは「ひどい」と言われるポイントもありますが、それはあくまで期待とのギャップによるもの。街乗り重視で快適に使いたい方には非常に魅力的な選択肢となります。購入前にメリット・デメリットをしっかり理解し、自分に合った車選びを心がけましょう。