アウトドア志向SUVとして登場したスバル・クロストレック。デザイン性と走破性を兼ね備え、多くの注目を集めていますが、実際に購入したユーザーの中には「思ったよりがっかりした」という声も存在します。本記事では、筆者のリアルな試乗体験と、クロストレックオーナーの口コミをもとに後悔ポイントを徹底解説。さらに、中古市場の相場や維持費、ライバル車との比較情報も交えて、後悔しない選び方をガイドします。
画像引用元:
スバル公式 クロストレック特設ページ(SUBARU公式)
クロストレックの基本スペックと魅力
- 全長:4,480mm
- 全幅:1,800mm
- エンジン:2.0L水平対向4気筒+モーター(e-BOXER)
- 駆動方式:AWD(全車標準)
- 価格帯:約301万円~405万円(グレード別)
クロストレックは、スバルならではのシンメトリカルAWDとe-BOXERハイブリッドを組み合わせ、オフロード性能と日常使いの両立を図ったモデルです。
筆者が実際にクロストレックに乗ってみた感想
筆者自身、郊外の試乗コースと高速道路でクロストレックを試しました。第一印象は「ハンドリングが非常に素直で安定感がある」ということ。SUVながらコーナリング時のふらつきが少なく、安心感を持って走れました。ただ、高速域での加速力は期待ほどではなく、追い越し時にはアクセルを踏み増しても伸びがワンテンポ遅れる感覚がありました。
室内の印象は「実用的だが質感は控えめ」。シートやダッシュボードは機能重視の仕上げで、高級感を求める層にはやや物足りなさを感じるかもしれません。
オーナーの声から見る後悔ポイント

画像引用元:
スバル公式 クロストレック特設ページ(SUBARU公式)
- 「エンジン音が思ったより大きい」(30代男性・アウトドア用途)
- 「燃費は街乗り中心だとカタログよりかなり落ちた」(40代女性・通勤使用)
- 「内装デザインが地味すぎる」(20代男性・初スバル車)
- 「高速道路での加速にもう少しパンチが欲しかった」(50代男性・旅行好き)
一方で、「雪道での安心感はピカイチ」「長距離走行でも疲れにくい」といった高評価も多数ありました。
クロストレックの中古市場相場と維持費
中古車市場相場(2025年4月時点)
年式 | 走行距離 | 中古価格帯 |
---|---|---|
2023年式(再販初年度) | 1万km以下 | 約280万〜330万円 |
2024年式 | 5千km〜1万5千km | 約290万〜340万円 |
新車価格に対して中古市場でも高値安定傾向が続いています。
年間維持費目安(概算)
- 自動車税(2.0L):39,500円
- 車検・点検整備費用:年5〜6万円
- 任意保険(30代、ゴールド免許想定):年間8万〜10万円
- 燃料代(年間10,000km走行、ハイブリッド燃費14km/L想定):約12万円
総合すると、年間約27〜30万円程度の維持費がかかるイメージです。
クロストレックとライバル車の比較表
車種 | 価格帯 | 駆動方式 | 特徴 |
---|---|---|---|
スバル クロストレック | 301万〜405万円 | AWD | 本格走破性重視のハイブリッドSUV |
トヨタ ヤリスクロス | 210万〜310万円 | FF/4WD | 燃費・価格重視の万能コンパクトSUV |
ホンダ ヴェゼル | 240万〜380万円 | FF/4WD | 内装品質・静粛性重視 |
マツダ CX-30 | 250万〜380万円 | FF/4WD | 上質感と走行性能のバランス型 |
比較してみると、クロストレックは「悪路走破性とアウトドア用途」では抜群ですが、価格と燃費面ではヤリスクロスに軍配が上がり、内装の上質さではヴェゼルやCX-30に一歩譲る形です。
クロストレック購入で後悔しないためのチェックリスト
- 実際に試乗して、加速感や静粛性を体感する
- 使用目的(アウトドアか街乗りか)を明確にする
- 競合車(ヤリスクロス・ヴェゼル・CX-30)とも比較試乗する
- グレード別装備内容をしっかり確認する
- 維持費も含めたトータルコストで検討する
これらを押さえれば、購入後の「思ってたのと違った…」という後悔を減らすことができるでしょう。
よくある質問(FAQ)
まとめ
クロストレックは、アウトドア用途や雪道走行には非常に頼れるSUVですが、加速力や内装質感には注意が必要です。自分のライフスタイルに合っているかを事前にしっかり確認し、他のライバル車とも比較検討することで、満足のいく一台を手に入れましょう。
