コンパクトSUVとして個性的な存在感を放つスズキ・クロスビー。しかし購入を検討する中で「クロスビーはやめとけ」と不安を感じる声も多く見られます。本記事では、クロスビーのリアルなデメリットから、後悔しないための購入ポイントまで徹底解説。実際に試乗して感じた印象や、中古車相場、ライバル車との比較も交えながら、失敗しない選び方をナビゲートします。
画像引用元 : SUZUKI公式サイト
クロスビーはやめとけと言われる主な理由
燃費が期待ほど伸びない
カタログ燃費では20.6km/L(2WD)を謳っていますが、実際の市街地走行では10〜14km/L程度に落ち着くことが多いです。特に短距離移動が中心だと燃費効率はさらに悪化しやすいため、燃費重視の方には向かない場合もあります。
荷室容量が少なめ
室内高は十分にあるものの、ラゲッジスペースは狭く、大きな荷物を積むには工夫が必要です。キャンプ道具や大型ベビーカーを積む場合は、シートアレンジを駆使しなければならないことも。
乗り心地と静粛性はややチープ感がある
クロスビーは悪路走破性を持ち合わせていますが、舗装路でのロードノイズや小さな振動を拾いやすい傾向にあります。長距離移動中心のユーザーにはストレスを感じる可能性も。
車両価格がやや割高に感じる
装備が充実している反面、コンパクトSUVにしては価格設定が高めです。同価格帯でより広い車種も選べるため、コスパを重視する人には不満材料になるかもしれません。
クロスビーのメリットと魅力

画像引用元 : SUZUKI公式サイト
個性的なデザイン
丸みを帯びたレトロ風デザインとSUVらしい力強さを融合させた外観は、街中でも被りにくく、所有する満足感を得やすいモデルです。

画像引用元 : SUZUKI公式サイト
コンパクトSUVながら高い走破性
最低地上高180mmという設定により、雪道や未舗装路でも走りやすさを発揮。街乗りだけでなく、アウトドアユースにも対応可能です。
豊富な標準装備
先進安全技術「スズキセーフティサポート」が標準搭載されており、安全性能も高水準です。

画像引用元 : SUZUKI公式サイト
筆者が実際に試乗して感じたクロスビーのリアルな印象
試乗してまず感じたのは、運転のしやすさと視界の広さ。車高が高めなこともあり、周囲を見渡しやすく、街中での取り回しも非常に良好でした。ただし、高速道路ではエンジン音とロードノイズがやや目立つ印象も。特に長距離移動を頻繁に行う方には、もう一段階静粛性の高い車種を検討してもいいかもしれません。
クロスビーの中古車相場と維持費
中古車相場
- 2020年式:130万〜180万円
- 2021年式:150万〜200万円
- 2022年式以降:170万〜220万円
走行距離やグレード、4WD/2WDの違いで価格に差がありますが、比較的リセールバリューは安定している印象です。
維持費の目安(年間)
項目 | 費用目安 |
---|---|
自動車税(1.0Lクラス) | 約30,500円 |
自動車保険 | 約70,000〜90,000円 |
車検・メンテナンス | 約70,000円〜 |
ガソリン代(年10,000km想定) | 約100,000円 |
年間維持費はざっくり27万〜30万円程度。コンパクトSUVとしては標準的な水準です。
ライバル車との比較表
車種 | 特徴 | 荷室容量 | 実燃費(目安) | 価格帯 |
---|---|---|---|---|
クロスビー | 個性的デザイン+コンパクトSUV | 狭め | 10〜14km/L | 約190万〜240万円 |
ライズ | スタンダードなSUVスタイル | 広い | 14〜17km/L | 約170万〜230万円 |
ソリオ | ハイトワゴン型で実用重視 | 広い | 16〜18km/L | 約160万〜210万円 |
クロスビーはデザイン重視派に向き、実用性重視ならライズやソリオも選択肢に入ります。
よくある質問(FAQ)
まとめ|クロスビーはやめとけ?と感じないために重要なこと
クロスビーは、デザイン性や走破性に魅力がある一方で、燃費や荷室の狭さ、静粛性といったデメリットも持ち合わせています。「クロスビーはやめとけ」と言われる理由をしっかり理解した上で、自分のライフスタイルに合っているかどうかを見極めることが重要です。メリットとデメリットを冷静に比較して、後悔のない選択をしてください。